恋愛偏差値アップのコラム









ステキなセックスを想像させよう





僕は、かわいくないオンナとは寝たいと思わない。ここでいうかわいいとは、もちろん外見だけのことではなくて、為人(ひととなり)もひっくるめての意味だ。かわいくないオンナとは寝たくない。だって、翌朝目が覚めて、隣にそのかわいくないオンナがいたらイヤじゃないか。十代のころは男性ホルモンに支配されてそんなところまで気が回らなかったこともあったけど、さすがに最近はそんなことはなくなった。オンナと寝て、翌朝目覚めたら、またそのまましてしまう、そしてチェックアウトぎりぎり、腕を組んで外に出たら陽光が黄色くまばゆい、そして気だるい体に朝のコーヒーがおいしい、そこまでを全部ひっくるめてがオンナと寝るということなのだから、それをステキに味わうにはどうしてもかわいいオンナと寝る必要がある。そんなわけで、いくらナイスバディで肌がぴっちぴちでも、それだけでは僕はそのオンナと寝る気にはならないのだ。中には、肌と体がよければそれでいい、というタフな男もいるようだけれど。(ちょっと、うらやましかったりする)

オンナとしてオトコを落としていく(あるいはその逆)、その際に色気がある程度重要になってくるのは皆さんがご存知の通りだ。色気の重要性、それは結局セックスしかないとか、オトコはみんなケダモノだとか、そういう意味ではない。男女いずれでもそうだと思うが、相手と寝たい、抱きたい・抱かれたいと思ったとき、人の心はどこか情熱的な部分のスイッチが入るのだ。そのスイッチがONになってこそ、人は恋モードに突入することになる。恋というのは縁台に座って茶をしばいて芽生えるものではないだろう。色気によって恋のチャンネルがアクティブになる、色気と恋はそういうふうに関係しているのだ。このあたりの感覚を掴んでない人は、色気というものを思い切り勘違いしていたりもする。やたりに短いスカートを穿いたり、わざとらしく体をくっつけたりするのが色気だと思っていたりするのだ。それは残念ながら色気ではない。若い青少年をムラムラさせる効果はあるかもしれないけれど。

さてここで、じゃあ色気というのは何なのか、ということになる。まず、腕を組んで胸を押し付けるとか、短いスカートで意図的にパンチラサービスするとか、そういうのは色気ではない。色気とはもっと僕たちを底から掻き立てるもので、それは時に思いがけず叙情的、また切ないものだったりする。

ここでこの色気というものについて、このように想像してもらえば分かりやすいかもしれない。ある美しい女性が、大きく背中の開いたドレスを着ている。そこには滑らかな肌があって、同性から見ても明らかに色っぽいと感じさせるものだったとする・・・。

さて、ここで想像してもらった女性は確かに色気のある女性で、あなたはその女性の背中が綺麗で色気がある、と思っているだろう。ところが、この時点で既にトリックにかかっているのだ。その露出した背中に色気があるのではない。それはただのアイキャッチャーでしかなく、色気はもっと全体によって醸成されているものなのだ。ここで、このように想像してみてもらいたい。

―――そのオンナは、いかにも体が重くてだるいのだというように、どすん!と椅子に座った。

このようなワンシーンで、その女性は一気に色気を失う。何故か?それはその動作が、想像の中のセックス・シーンの動作に反映されるからだ。この女性は、ホテルでどのような振る舞いをするだろうか?それを想像すると、おのずとこんな絵が浮かんでくる。

―――そのオンナはバスタオルで体を大雑把に拭きながら、どすん!とベッドに腰掛けた。

露出した肌がどれだけ大胆で綺麗でも、興ざめなセックスシーンを想像させる振る舞いがあると、一気に色気を失う。色気とは、ステキなセックスシーンを連想させる全体性のことを言うのだ。

ステキなセックスを想像させるのが色気であり、それはあらゆる仕草、会話、動作、振る舞いによって醸成される。そしてそれだけに、意外なところで加点されたり減点されたりもする。僕自身の経験として、オーストラリアからの帰国子女であるオンナに、「九折さんは、sexyだよ」と正しい発音で言われて驚いたことがあった。彼女いわく、「ブレッドをちぎるときの指先と、ウェイターを呼び止めるときの声がsexyなんだよ」とのこと。これは僕にとってまったく意外なことだったが、色気とはそれぐらい微妙なものなのだ。僕としても、女性がサンダルの踵の紐を直すときの仕草で、妙に色気を感じたことがある。彼女は片足を少し後ろに引いて、軽くかがんでその紐を直したのだったが、その体重移動と指の使い方がしなやかだったのだ。

色気というのはそのような微妙なものなのである。そしてその微妙さゆえに、自分が色気という面についてどこで加点減点されているか、気づいてないことも多い。ここで今回、僕として思いつく限りの加点減点のシーンについて考えてみようと思う。もちろん全ては書ききれないので、点数のインパクトの大きいもの、後は意外に気づかないものについて考えるようにしよう。


1.手をつなぐときのこと

これは色気を感じさせるという点で、非常に大事なポイントになってくる。誰でもデートのときは手ぐらいつなぐだろうが、そのつなぎ方が問題になるのだ。優しくたおやかに、しっとりと彼の手を握れればベスト。それが難しくても、とにかく骨の感触が伝わるような握り方をしないこと。

言ってしまえば、これは要するに彼のペニスに触れるときぐらいの繊細さで彼の手に触れろ、ということになるだろう。余談だが、僕の知る限り手をつないだときの感触とセックスのときの感触は、かなり類似している。だから、手をガシッと握る人に対しては、この人はペニスをテニスラケットのグリップみたいに握るんじゃないかと想像してしまう。そういう減点は大きいので、気をつけなくてはいけないだろう。

手は、やさしく握ること。スポーツウーマンの方は、特に注意です。


2.カバンを取り扱うときのこと

カバンを取り扱うときの動作は、相手の服を脱がせる動作に反映される。セックスにおいてお互いの服を脱がせていく過程はすごくステキな部分だから、雑にしてはいけない。カバンのファスナーが開かないからといって力任せに開けようとする人は、彼のズボンをどんなふうに脱がすつもりだろうか。小銭入れが出てこないからといって、ぐちゃぐちゃにかき回して引っ張りだしてはいけない。そういう風にペニスを扱われたら、どんなオトコだった悲しい。

カバンは丁寧に扱うこと。彼の服を脱がすつもりで開け閉めしましょう。


3.座るとき、立ち上がるときのこと

この動作は、ベッドの上での動作に反映される。どすん!と座ってはいけないと既に言ったが、立ち上がるときも同様である。どっこらしょ、あーしんどという風に立ち上がると、ベッドの上でもそうなのじゃないかと想像されてしまう。

実際に、体位を変えるのが億劫なのかと思われるようなゴロ寝セックスをするオンナもいるのだ。あなたはそんなオンナだと思われたくないはず。

静かに座り、しなやかに立ち上がりましょう。


4.コートを脱ぐときのこと

コートを脱ぐときの動作は、彼に服を脱がされるときの動作にそのまま直結する。これは僕自身の経験でよくわかるのだが、例えばレストランに入ってオンナのコートを脱がすとして、それはじつはオトコにとってけっこうドキドキする瞬間なのだ。コートとはいえ、オンナを脱がすのには違いないのであるから。

このときに、さあメシだメシだというように張り切って脱がれては、脱がしている側も甲斐がない。リング上でガウンを脱ぐボクサーではないのだから。逆に、オンナが照れながらもそっと腕を抜いてつつましく立っている、しかも中はノースリーブで白い二の腕が突然あらわになる、というのはとても色っぽい。

コートを脱がせてもらうときは、最後の一枚を脱がされるときのつもりでたおやかに。あと、コートの中身を大胆にする、その上で脱がしてもらう、そういう演出もけっこう有効です。


5.食事をするときのこと

セックスの前半は、主に手と口を使って行う。僕はお子ちゃまなので、他のものはあまり使ったことがない。さて、食事もそれと同様に、主に手と口を使って行うものである。すなわち食事での振舞いは、そのままセックスの前半のイメージに反映される。

これは本来、女性より男性が気をつけるぺき部分かもしれない。オンナを喰う、という野卑な表現があるが、食事のときに男性に色気を感じる女性はけっこういるようである。もちろん、そこで下品だと大きく減点されるということでもあるけれども。

ここで単純に考えてもらって、箸を使うのがヘタ、ナイフとフォークもヘタで、スープは啜るし皿に顔を突っ込んで食べるしというような振る舞いを見せられて、その人がセックスのときだけ上手だと想像できるだろうか。それは直感的に不自然であろう。

ここで大事なのは、セックスの技術の巧拙を想像させることではなく(まぁそれも悪くないけどさ)、その優しさと丁寧さだ。男女いずれにせよ、乱暴にがっつかれて嬉しい人はいないのであるから、丁寧に上品にしなくてはならない。口に何か入れたまましゃべるオンナは、フェラチオの最中にしゃべりだしそうである。そんな減点をされたら損なので気をつけよう。

食事のときは、彼のことを食べるつもりで。あるいは、彼女のことを食べるつもりで。(なんかいやらしくなってしまったな)


6.会話と声、特に笑い声のこと

僕たちはセックスのとき、意外に声を交換している。ひとつにはあえぎ声がそうだし、そのほかにもお互いの名前を呼び合う、快感を確認しあう、というようなことをしている。もちろんそのときの声が、カエルを踏み潰したような声だったらげんなりするだろう。だから、「え〜マジで〜!?」という具合にしわがれ声を出してしまうクセのある人は気をつけなくてはならない。というか、それは根本的にやめましょう。僕の趣味的に、しわがれ声のオンナは好きでないので。(ハスキーとか低音とかはアリ。ステキです)

声という面で気をつけなくてはならないのは、特に笑い声がそうだ。笑い声は自然に出てくる声だから、それは自ずとベッドの上で自然に出てくる声に反映されると思われる。そのほか、例えば映画を観た後などに「よかった〜」というようなことを言うときの声もそうだ。要するに情感のこもっているときの声ほど、注意する必要があるということになる。それはそのまま、ベッドの上の声へと反映される。ベッドの上での声は、すべて情感のこもった声になるはずだから。

声だけでなく、会話の内容や言葉遣いについても気をつけなくてはならない。これも情感がこもるときほど注意すべきで、例えばライブを観にいった後で「ばり良かった〜!マジ泣ける?みたいな。となりのコ、ガン泣きだったし」というような言葉遣いをするのはよくないだろう。そのほかによくある例で言えば、「パスタ?はぁ、別にそれでいいですけど」みたいな言葉遣いもよくない。なぜかというと、これはベッドに誘うまでの口説きのプロセスに反映されるからだ。すなわち、オトコがあなたを口説いたときに、受けるにせよ断るにせよ、どのような言葉が返ってくるかという想像の部分に反映される。

オトコとしてオンナを口説いたとき、「いいっすよ、やりましょう」みたいな受け方をされたらイヤだし、「マジで言ってんの〜!?てゆうか、あたしがキョドるよマジで!」みたいな断られ方をしたらイヤだ。あるいは、「はぁ、まあ別にいいですけど」というような受け方をされても悲しい。この口説きのプロセスについてそういうイヤな反応を想像しだすと、オトコは口説くのを断念する。だからあなたに口説かれたいという気持ちがあるなら、そういう想像をさせたら損だ。

普段はどうでも、大事なときだけいい声で、丁寧な言葉をつかいましょう。それでこそ、オトコたちは口説く勇気が出るというものです。(ただし、ぶりっ子はダメです。それは一部のオトコにしかウケません)


7.セックスの話をするとき

これは他の項目と、若干方向性が異なる。他の項目は仕草や振る舞いの「印象」についてだけれども、これは言葉として直接的な「プレゼンテーション」の話だ。これもオトコのほうが気をつけるべき部分かもしれない。「好きな子とはやっぱりヤリたいし」みたいなことを言うと大減点される。(というかアシキリになる)

まず大前提として、セックスは実際の行為に及ぶ前に、お互いのセックスについての会話があるべきだと僕は思っている。僕としては不自然に思うのだ。恥ずかしくて、あるいはタイミングをつかめなくてセックスの話なんてできないという人がいるが、そういう人は口に出して話すこともできないのに実際の行為に及ぼうとしていることになるわけだ。それは、何か当たって砕けろ的な無謀さを感じる。やはりセックスについての会話があって、お互いに「この人と抱き合ったらステキかも」と感じあった上で実際の行為に及ぶほうがいい。

というわけで、セックスについての会話を、本番に先立ってしたほうがいいわけだ。そこで注意すべきは、やはり表現が雑にならないということだろう。「やっぱし入れられてるときが一番気持ちいい」みたいながさつな言い方は良くない。そのまま、がさつなセックスをするコなのかなぁと思われてしまう。

「繋がっているときが、心も体も一番ジーンとくる。あたしも頑張って彼を気持ちよくしなきゃ、なんてまじめに思ってしまう」ぐらいに丁寧に言うのがいい。セックスは心身両面での全力のコミュニケーションだから、その心身をどう使ってどう感じているかを伝えましょう。


8.物を取る、置く、などをするとき

これは意外に、気づいていない人が多い点だ。これはセックスのテンポに反映されるものである。

物を取るとき、置くとき。それは具体的にどういうときのことかというと、例えばCDショップに行ったとき、CDを一枚手に取る、ジャケットの裏側を見る、そしてそれを元に戻す、というような動作のときのことだ。こういうところに、人のテンポのイメージが一番如実に現れる。せっかちな人もいれば、落ち着いてしっとりと見える人もいる。案外、本人として自覚はないのだけれど。

色気という点、セックスを連想させるという点では、ここは落ち着いてしっとり見えたほうが得だ。せっかちで色気があるという人は想像しにくいし、誰でもセックスのときはある程度ゆったりした気持ちでしたいものである。(情熱的なのもいいけどね。でもそれは、せっかちとは似て非なるもの)

CD一枚を手に取るにして、それを棚から慌てて引っこ抜く、裏面をパパッと見てすぐに棚に戻す、しかも慌てて地面にカッシャーンと落とす、そしてそれを急いで拾ってキツキツの棚にぐいぐいと押し込む、そういうのがサイアクになるだろう。なんだか、ジーンズとパンツをまとめて脱ぐオンナ、みたいな印象になってしまう。

これ、デートに緊張しているオンナがやってしまいがちなポイントです。彼が「じゃあ、そろそろ行こうか」と言ったとき、オンナが緊張のあまり「は、はい」と言ってテーブルの上に出した携帯やらなにやらをかばんにサササッと押し込むようなことをしてしまう。それは色気の面では減点になってしまいます。気をつけましょう。

落ち着いて、しっとりと動作しましょう。あと、ドアの開け閉めも同様に注意です。バターン!とやってしまうと大減点。


9.喜怒哀楽を出すとき

ひとつ、当たり前のことも入れておこう。

セックスに至る前の時間、食事をしたりカラオケをしたり手をつないで歩いたりしている間、そのときに示されたあなたの喜怒哀楽は、そのままベッドの上での喜怒哀楽に反映されている。そしてベッドの上で誰も無表情で過ごしたいと思っていないから、やはり喜怒哀楽が豊かにあると思われているほうが加点になる。

例えば、公園でデートしていたとして。オトコがオンナに、「ちょっとここで待ってて」と言って、オトコはオンナをベンチに残したまま立ち上がってどこかへ歩いていく。しばらくしてオトコが戻ってくると、オンナは不安げな顔になっている。そこでオトコが買ってきたアイスクリームを見せると、オンナは顔をパッと輝かせる。

こういうところでの喜怒哀楽の表出、これが意外に大事だったりするのだ。ここでオンナの表情がかわいいと、オトコとしてはこのオンナはベッドの上でどれぐらいかわいいのだろう、と楽しく想像することができる。逆に、嬉しいのかどうなのかよくわからない無表情だと、ベッドの上でも無表情だったらどうしよう、とオトコは怯む。

無表情というのは、仲良くなりにくいという損だけにとどまりません。色気という面において減点にもなるわけです。喜怒哀楽は、しっかり見せましょう。それはデートのマナー、みたいなものです。


10.自分の体に触れるとき

これも、意外に気づかないところである。気づかない上に、減点の場合のインパクトはかなり大きい。

自分の体に触れることは、いくらでもある。髪の毛を掻きあげる、疲れた手を自分で揉む、蚊に刺されたところを掻く、など。このような動作で、乱暴にやってしまったら減点だ。自分の体を触るときに乱暴なオンナが、オトコの体に触るときには優しい、というのは想像しにくい。あなたが蚊に刺されたところをガリガリと掻き毟ったり、前髪がうっとうしいからと頭皮ごと髪を掻きあげたりすると、オトコは自分の体もそのように扱われるのだと想像する。

また、乱暴でなくてもダメな場合もある。例えば、髪の毛の端を無意味にくりくりと指に巻いて遊んでいたりする場合だ。これもたまには色っぽく見えるかもしれないが、たいていの場合において良い印象にはならない。たまにオトコのペニスを愛撫するときに、愛撫でなくいじくって遊ぶというようなやり方をするオンナがいるが、そういう無神経さというか集中力の無さをイメージさせてしまうのだ。これもやはり、減点になるだろう。

そんなわけで、自分の体に乱暴をしない、またぼんやりといじくりまわさない。蚊に刺されたあとが痒くても、彼の首筋に爪を立てるような繊細さで掻きましょう。


というわけで、さしあたり10項目を示してみた。考え出せばいくらでも出てきそうであるが、あまりに乱立させても意味が無いので10項目に留めた。他にどんな項目があったとしても、もう考え方は似たようなものである。

もう一度、話をまとめておこう。オンナとしてオトコを落とすとき、あるいはオトコとしてオンナを落とすときでもそうだが、そのときに色気というのは無視できないファクターになる。そして僕は、色気とは何かということについて、「ステキなセックスを想像させるのが色気」と定義した。そして、セックスを想像させるという点で、実は日常的な会話や振る舞いの中で、加点減点が知らず知らずに行われているのだということだった。

色気というのは、くれぐれも肌を露出すること、あるいは肌を接触させていくことではないのだ。それによって欲情するということもあるかもしれないが、それはしょせん一時的な興奮でしかない(それはそれで大事だったりもするけどね)。本当の色気というのは、もっと抗いがたくステキなものとして、僕たちの心に染み入ってきてしまうものだ。ここで本来的な色気を持たずに、肌の露出と接触で迫ったとしても、相手の受ける印象は第一に「下品」にしかならない。そして下品な性的アプローチは、性的に満足しているオトコには効かない。そうなると、結果的には性的に欲求不満のあるオトコばかりと寝るようになって、ますますオトコというものが分からなくなってくるのである。(デフレスパイラルだな)

色気ということについて、いろいろと書いてきた。が、簡単なノウハウを示すことはできなかった。10の項目があったとして、それぞれそれなりに難しい。「こんなの実際にやるの無理だよ」と思われた部分もあったかもしれない。でもこれは僕として、色気を持つのが苦手な、どちらかというと奥手な女性たちを励ましたい、というおせっかいのつもりで書いたのではあるのだ。何しろ、肌の露出と肌の接触、その方向での迫り方は、なにぶん先天的な素質や若さといった部分で劣ってしまうと、負けが見えていて勝負ができないではないか。

ステキなセックスを想像させること。そのことについて、具体的な肉体としてのそれ以外であれば、誰だって条件は平等のはずである。たとえば、身長が145センチの人はファッションモデルになれないが、ステキなセックスを想像させるということについては致命的なハンデはないだろう。そんな意味において、僕は僕なりに励ましのつもりで書いたわけである。

(まあ、そういうのはなかなか伝わらないけどね)

あたしは色気なんか無理だな。そう思っていた女性が、いくらかでも「ここは改めてみようかな」と思うようなことがあれば、それは僕としてとてもうれしい。

ついでにもうひとつ。色気のあるオンナになろうと努力している人は、一番色気のある、どうしようもなくかわいいオンナだったりする。それで、僕は初めにも言ったが、かわいくないオンナと寝たいと思わないのだ。僕は、かわいいオンナと寝たいと思う。あなたの好きな彼も、きっとそう思っているだろう。

色気のある、ステキなセックスを想像させるオンナになりましょう。











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