第17回パーティは無事盛会!
五月十九日、土曜日の夜、第17回のパーティをやった。
参加者は12人。
参加してくれた人、ありがとうね。
楽しかった、またぜひみんな、集まって飲もう。
第17回、と書いていて思ったが、17回というとけっこうな回数だ。
習い事を習うOLさんは、十回に満たずしてスクールに行くのをやめてしまったりするし、世の中のカップルには、十七回もセックスせずに別れてしまうカップルがいくらでもいる。
うーん、だから十七回、がんばってきたなぁ。
(と自分を褒めてやる)
パーティ、毎回大成功というわけにはいかないが、少なくともこの第17回、あの日の夜は楽しかった。
別におおはしゃぎするわけでもないし、派手なイベントがあるわけでもないのだけれど、なぜだろうな、僕はそういうのが好きみたいだ。
いい夜、と感じる夜はあるし、実際大事なのはその感覚だけなんだと思う。
恋人と会う人も、徒情を重ねる人も、友達と飲んだくれる人も、クラブで踊りたおす人も。
いい夜を過ごしたいだけだ。
その意味での、いい夜というやつは、なかなか手に入らない。
いい夜なんて、カンタンなことなのだが、僕たちはややこしい生きものなので、そのカンタンなものが手に入らないのだ。
次回、第18回は、2007年7月21日(土)。
時刻は19時から、21時半まで、といいつつ実際は終電まで。
次回もいい夜が過ごせるだろうか?
わからない。
でも多分大丈夫だろう。
根拠は無いけど、確信だけあります。
じゃ、そんなわけで、前回と同じやり方で。
参加者の方へ、僕からの手紙、いきます。
あきらさん
今回は、思い切っての参加ありがとう。
人見知りちゃんのあきらさんにとっては、かなり勇気が要ったことだと思う。
ありがとうね。
でも、参加してみたら、どうってことなかったでしょう。
あきらさんは、自分で自分のこと、妙に低く評価してるみたいだったけど、それは事実無根だったよ。
見た目も、垢抜けてはいないにしろ笑、素材はいいし、頭がいいから、お話の仕方も上手だったし、マナーも気配りもある、そのへんであきらさんが人を気分悪くさせることはないと思うよ。
あきらさんは自分について、根拠の無い思い込みをしていて、それがあきらさんを困らせているだけだ。
多分、誰だってそうなんだろうけどね。
就職活動、がんばってください。
何か相談したいことがあれば、いつでも連絡ください。
みるくさん
やあ、毎度の参加ありがとう。
みるくさん、今回は、けっこう体調悪い中を押しての参加だったんだよね?
ありがとう、来てくれてうれしいし、お姫様がいてくれるほうが、やっぱりパーティは楽しい。
パーティでは、あまりお話できなかったけど、最近は勉強のほう捗ってる?
働きながらだし、書士の試験って弁護士の試験と同じぐらい難しいんでしょ、大変だね。
試験まで、体調うまく管理して、乗り切ってください。
みるくさんが、書士先生になるというのは、なんだか痛快です。
ところで、生のリーベンブロイでコークハイを作るのは、なかなか贅沢だったね。
次回は僕も、一杯オーダーしてみようと思います。
また乾杯しましょう。
(あ、オゴるとは言ってないぞ笑)
ハルさん
ひさしぶりにハルさんに会った。
最近、扱いがだんだん愛玩動物になってきてしまって、ごめんね。
ハルさんに会うのは、これで何回目なんだろう。
初めて会ったのは、いつだったか、もう思い出せないね。
ただ何だろう、初めて会ったときと、ハルさんはずいぶん印象が違う気がする。
ハルさんは特に、毎回会うたびに、印象が変わるね。
初めはもっと、カタくてぶきっちょなコの印象だった。
でも最近は、なんかくだけてきたというか、図太くなったというか笑。
うまく言えないけど、毎回ステキになっていってると思うよ。
どうせ、どこかで誰かと楽しいことしてるんでしょう。
そろそろ、話のタネに、パーティで全部暴露してもらおうかな。
楽しみにしてるから、覚悟しててね。
よつばさん
今回は初めての参加、ありがとう。
参加してみて、いかがでしたでしょうか?
予想以上に、ダラダラしたパーティだったでしょう笑。
こんなにダラダラしていてはいけないと、反省しつつ、具体的に改善する方策はありません笑。
ところでアレだね、心理士の仕事というのは、大変なんだね。
臨床心理について、プロの方を前にして、僕は余計なことをいろいろと話してしまった気がする。
まあそのあたり、酔いどれオヤジの悪いクセだと、大目に見てやってくれ。
よつばさんは、穏やかな人となりがにじみ出る、やさしい印象の女性だったよ。
一緒にいて、居心地がいい。
そのよつばさんの、穏やかな気配は、職業柄じゃなくて、生まれもってのものなのかな。
また、一緒に飲んでください。
次回はもう少し、僕は静かにしてます汗。
マリさん
いつもの参加ありがとう。
マリさんは、いつのまにかウチの常連というか、ウチの看板お姉さんみたくなってしまったけど、本当はまだ参加回数は少ないんだよね。
しかし、もうウチのパーティは、マリさんなしに成立しないので、今後ともよろしく。
ところでマリさんは、美人さんなのに、いつも三枚目役をやってくれるね。
その男気のせいで、いつもマリさんがオンナのコたちのハートを持っていってしまう。
オトコがあぶれてしまって、そこは苦笑するしかないよ。
マリさんは、本当に心が真っ直ぐな人なんだと思う。
真っ直ぐだから、人と最短距離で仲良くなれるんだろうな。
その真っ直ぐさは、バカっぽくもあるけど、正直マリさんが思っているより、こちらから見るとステキなものだよ。
マリさんに憧れる人は多いと思う。
また真っ直ぐ笑う顔を、見せに来てください。
疲れているときは、またその疲れた顔を、真っ直ぐに見せてやってね。
ねおさん
今回は、初参加ありがとう。
どうでしたか、ウチのパーティは。
19時半から飲みが始まって、結局終電までだから、大体四時間。
あっという間に過ぎるんだよね。
その居心地のよさだけがウリで、もうその他はあきらめました笑。
ねおさんには、今回面白い話を聞かせてもらった。
新進気鋭とはこのことだね。
ねおさんは、きっと成功すると思うし、その成功も、きっとすがすがしい成功だと思う。
IT長者になったら、ウチのパーティにペトリュス持参でよろしく笑。
世の中には、カネを掴んでいい人と、いけない人がいるけど、ねおさんは掴んでいい人だと思う。
カネは人を殺せるし、また救うこともできるものだからね。
ねおさんは、人の情を浴びて鍛えられてきた人のように見えた。
だから、成功するべきだし、また成功すると思うよ。
また、愚にもつかないアイディアを肴に、一緒に飲みましょう。
ゆうじんさん
料理長、お疲れ様でした。
今回、十二人分の料理を一人で作って、また持ってきてもらって、恐縮の極みだ。
それにしても、料理の腕前に加えて、君はタフだね。
僕も、誰よりもタフなオトコでありたいと思っているのだけど、タフさという面では、正直君には白旗を挙げるよ。
また君が、いろんな資格というか、いろんなワザを持っていることに今回は感心してしまった。
マッサージ師のウデも確かだったし、船の免許も持ってるなんてな。
相当、自分を鍛える時間というか、厳しい時間があったんだろうな。
最近の若者としては、ずいぶん逞しくて、また頼もしくていい。
ところで、そろそろ性根が出てきたが、君はかなりのエロだね。
そのあたりも、素直でよろしい笑。
エロを隠蔽することが、オトコの退嬰の一歩だから、君は若者らしくエロくありつづけるように。
しかしオレの目の前でオンナを口説くとはいい度胸だ。
何も譲ってやらんから、いいか、そこはお互い正々堂々と勝負だぞ。
ひでさん
初参加、どうもでした。
ひでさんは、人見知りキャラということだったけど、参加してみてどうだったかな。
今回は特に、ダラダラムードが絶好調で、馴染みやすさということでは、ギネス級だったんじゃないかと思っているけど……
今回僕は、ひでさんとあまり話せなかった。
十二人もいると、どうしても、全員と存分には話せないんだよね汗。
見る限り、ハルさんあたりとしっとりトークに入ってたのかな。
楽しんでもらえたならよかったです。
(オレもオンナのコとしっとりトークしたかった)
また次回は、僕ともお話してください。
これからもよろしくです。
ハヤトさん
ども、チーフ役お疲れ様です。
毎回、助かってます。
だんだんと、パーティ自体がハヤト色に染まりつつある気もしますが、それもまたよしです。
ハヤトさんの脱力テイストは大変おいしいところなので、これからもオレがリーダーだというつもりで、ガンガンやっちゃってください。
あとそのほかも、ハヤトさんとしてアイディアあれば、ガツンガツン出してやってくださいね。
パーティの理念さえ狂わなければ、様式なんざ、いくらでも変わってしまっていいモンですし。
九折パーティなんて銘打ってますけど、実際のところ僕の存在は、お祭りするための目印の旗でしかないですから笑。
ハヤトさんのやりやすいように、飲みやすいように笑、楽しみやすいように、クリエイティブなチーフとしてこれからもよろしくです。
(注・遅刻厳禁笑)
トニーさん
ども、初参加ありがとうございます。
トニーさんは、実にさわやかなタフガイでした。
又聞きで、トニーさんの職業を伺ったのですが、まさかリアル・ソルジャーだったとは驚きでした。
そんな方に、ウチのような軟弱なパーティに参加いただけて光栄です笑。
また次回は、そっち方面の話も聞かせてくださいね。
実は僕、大学の同期にもトニーさんと同業がいて、そっち方面の話がけっこう好きなんです笑。
あ、あとアレです、スコッチの情報も、きっちりメールで送るので楽しみにしておいてください。
またお互いの都合が合えば、乾杯しましょう。
カスクストレングスでも、度数60度越えでも、するすると喉を通る酒はあります。
総武線で移動する機会があったときは、ご一報をよろしくです。
ひろさん
ども、今回は久しぶりの参加ありがとうです。
楽しんでいただけましたでしょうか。
今回は、以前に輪をかけて、まったりムードだったでしょう笑。
最近パーティが、ひたすら居心地がいいだけのものになりつつあるのですが、もう歯止めが利かない状態です笑。
今回は、僕はあまりひろさんとお話できなくて、残念でした。
ニュージーランドのビールでしたか、そろそろ輸入販売は開始されましたでしょうか。
またアレですね、バーベキューなどをする機会があれば、そのときはひろさんに、その例のブツを持ち込んでもらおうかなどと企んでおります。
またひろさんは、お仕事の関係から、いろいろアイディアを出せる方だとも思ってるので、また今後のパーティについて何か知恵があればぜひどうぞお聞かせください。
そんなわけで、今後ともどうぞよろしくです。
溌剌とした精神は無意味さに向かう
「有意義」という言葉を覚えたのはいつからだったか?
今回、第17回のパーティを終えて、次回は第18回になる。
なんでこんなことをやっているのだろう? そう思うと、なんだか無意味なことをしている気もするし、インターネットで人を集めるパーティなんて、うさんくさい、という気もしてくる。
しかしまあ、その感覚は正常な感覚で、これを失ってはいけないのだろう。
パーティは、無意味なイベントだ。おそらくこのことは正しくて、この正しさから逃げると、僕たちは墜落する。
無意味なことは無意味のままでいいのだ。無意味と言われるのが怖くなるのは、精神が衰弱しているからだろう。
精神が衰弱すると、人は「有意義」というキー・ワードに逃げる。
駅前で募金を集めたり、集団でゴミ拾いをしている連中なんかがそうだ。
共同募金にご協力くださーいというスローガンは、世間的に「有意義」なので、アホでも大声で言うことができる。
しかしそういう世間の有意義に逃避する連中は、たいてい気になる美人に声をかけることさえできなかったりする。
やつらはナンパの一つもできないくせに、駅前ではしたなく募金を要求し、善人面のご満悦を晒すのだ。
そういう構図は、醜悪だ。
無意味なことには、無意味さというプレッシャーがある。価値を後ろ盾してくれる権威がないのだ。だから精神を衰弱させた者は、無意味なことを発信できない。そういう弱者が、共同募金の権威を借りて駅前で叫んだりするのはどうしても醜悪になるのだ。
そういうボランティアめいたことは、理性的にこっそりやるのが品性というものだろう。
自我の匂いがするボランティアを、よく見かけるが、はっきりいって気分のいい光景ではない。
まあ、そんなことはどうでもいいとして。
溌剌とした精神は無意味さに向かうものだ。
夏休み、寝床から飛び起きた少年は、有意義な一日を求めているだろうか?
エロいダンサーがくねくねと振り乱すその腰に、何か有意義な目的はあるだろうか?
真剣な目で波と向き合う黒焦げのサーファーは有意義だろうか?
有意義なセックスなんてあるものだろうか?
ステキなことの全ては、無意味さの中にあるのだ。
オレと遊ぼうぜ、ハイになろうぜ、とオトコはオンナを誘う。
あたしを楽しませてよ、いいとこに連れてって、とオンナはオトコを挑発する。
それが健全な僕たちのありようなのだ。
次回パーティは、第十八回、7月21日(土)です。
無意味な時間のその向こうに、いい夜がやってくると、僕は思ってます。
ではでは、よろしくね。
九折より
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