■第六回パーティ、無事終了!
えー、十二月に、第六回Qualiパーティをやりました。参加人数十五名。文句なし、大盛り上がりだった。
大盛況。一名、すでにトイレでリバース中。 | 終電を忘れた賢者たち。 |
参加してくれたみなさん、ありがとう。また次回、集まろうね。
それにしてもアレだね、最近の若い女の子って(おじさん的な言い方だけど)、仲良くなるのが上手だね。僕はパーティで、そのことをしみじみ思った。
会場に着く前に、女の子同士とか、すでに仲良くなってるし……。
ぶっちゃけ、主催者の僕がタジタジで、僕をヨソにみんな勝手に盛り上がった具合でした。
いつもコラムで偉そうなことを言っているのに、まったく情けないなあ。
(ついでに言うと、来てくれた女性陣がみんなキレイだったので、それにも僕は若干ひるみました。これも情けない)
***
■二次会でアンケート取ってみた
さてそのパーティで、二次会の会場に移動した6名、それは要するに終電を諦めてノリノリの6名だったわけだけど、その中でひとつアンケートをとった。
「K君に、食事に誘われたら、あなたは受けますか?」
K君とは、パーティに参加してくれた二十三歳の大学院生。テンションは高いが、致命的に弱腰、だけど無闇に明るいので女性陣には好印象で迎えられたオトコだ。その彼について、デートに誘われたら受けるかどうか、そこにいた女性陣六名にアンケートをとってみた。アンケートは無記名。さて六名のうち、何名がオーケーするか。
もちろんこんなアンケートをとる段階で、K君は「それマジキツイっすよ〜マジっすか〜いやキツイですって〜!」と意味のわからないこと言っていたが、それについては僕は無視である。K君は典型的ないじられキャラだ。K君について、実物が見たい方は是非次回のパーティにお越しください。(ご自由においじりください)
「さてK君、何名がオーケーしてくれるでしょうか!」
僕はそうやってMCを買って出たが、K君はまた「マジっすか〜キツイっすよ〜(繰返し)」とぼやくばかり。このあたり、K君はまだまだ間の取り方がダメだな。いじられキャラとはいえ、一流のいじられキャラになるには当分修行がいる。
それはいいとして、さて何人がオーケーしたのか。
彼の予想は、六人中二人とのこと。
0人とは言わないところに、ささやかなプライドを感じる。
しかし結果は、彼の予想に大きく反した。
なんと、そこにいた六人中、六人全員がオーケーしたのだった。
そこにいる全員が、K君にデートに誘われたら、OKするということだったのだ。
(これについてK君は大喜びしたが、その詳細はムカつくので描写しない)
***
■恋愛の機会ロス
僕たちはパーティ終了後、始発でそれぞれ帰ったのだけど、その後K君がどうなったのか知らない。知らないけど、僕はつくづく一つのことを考えた。
K君は、その気さえあれば、あそこにいた六人を全員デートに誘い出すことができたわけだ。
ところが、現実にはどうだろう。K君が、ムリだろうと勝手に思い込んで、自分からデートに誘わなかったら、どうなるだろうか?
K君からデートに誘われたら、受けると彼女らは全員答えた。
でもそのうち、「自分からK君を誘う」、という人は何人いるだろう?
そうなると、話は別だ。数は、ずっと減るだろう。
ひょっとしたら、0人かもしれない。
僕はこのことを、つくづくと考えさせられたのだ。今回はたまたま、バカなアンケートをとってみたから明らかになったけれど、いつもはこのことは隠れて目に見えないことだ。
「誘ったら、受けてもらえたのに」
そういう機会ロスが、目に見えない形で僕たちの恋愛には存在するのだろう。
このことを僕は、恋愛の機会ロスと呼ぶことにする。
(機会のインビジブルロス、というほうが正しいけど、それだと何やらウザったい感じなので単に機会ロスとしておく)
***
■デートに誘ってもらうには
恋愛には、目に見えない機会ロスというものが存在する。僕たちはたいてい、出会いと恋愛に満足はしていないものだから、このロスは減らしていかなくてはならない。
最近トキメキが少ないよと、そうぼやいている人がいたら、まずこのことを気にしてみるのもいいかもしれない。機会ロス。あなたは自分の知らないところでそういうロスをしていて、その結果、恋愛生活で損をしているのかもしれない。
僕の場合は、もともとぼんやりしていてもオンナが寄ってきてくれるようなオトコではないので、このことに気をつけていこうと思う。
要するに、ビビらず、たくさんオンナを口説こうというだけのことだけど……。
さてこのコラムは、一応女性向けに書いているので、女性向けに考えていく。
恋愛には、目に見えない機会ロスというものがある。女性の場合、その機会ロスというのはどのように生まれているだろうか。また、その機会ロスを、生じさせないためにはどうすればいいだろうか。
それについて、僕として考えたのは、まずこんな感じのこと。
デートに誘ってもらえるオンナと、そうでないオンナは、どこで分かれているのか。
デートに誘ってもらえないオンナは、どういうところで、その機会をロスしているのか。
4つ、箇条書きにしてみる。
◇話題の誘導
一番ありがちなこととして、まずこのこと。
あなたは彼と会話するときに、どんな会話をするだろうか。できたら彼とお近づきになりたいな、デートに誘ってくれないかしらと、あなたが内心に企んでいたとして。
強引に選択肢を示してみるので、さあ選んでみよう。
1)「こないだ駅前の、中華料理屋に友達と行ったんですよ。そしたらハズレでした」
2)「こないだ○○君が言ってたんですけどね、あの先生は厳しいらしいですよ」
3)「年末、いつにもまして仕事がタイヘンそうですね〜。また今日も残業ですか?」
選んでいただけたでしょうか。では、正解の発表です。
(ドラムロール)
えー、ここでの正解は1)とします。なぜこれが正解か、分かってもらえるでしょうか。
1)が正解なのは、その話題が「食事」のことだからです。
このことについては、僕は次のように説明したい。
まずあなたは、彼にデートに誘ってもらいたいわけである。
で、僕たちは所詮、デートということになると食事に行くか遊びに行くかしかないわけである。
であれば、話題はどうチョイスすべきか?
それは当然、食事か遊びの話題をチョイスしないと損だということになる。
このことを、僕は次のようにスローガン化しておくことにしよう。
―――話題を、「食事」と「遊び」に誘導せよ!
これは具体的には、次のような展開を期待してのこと。これは実際に、僕がオンナをデートに誘う場合、こういうのが一番やりやすいなと思うパターンである。(オトコはたいていそうだよ)
「こないだ駅前の、中華料理屋に友達と行ったんですよ。そしたらハズレでした。テスト明けの、打ち上げのつもりで行ったのに……。このへん、食べるのにあんまりいいトコないですねぇ。先輩って、そういう『ちょっといい食事』の時とかって、ドコに行ってます?」
「ん?オレはあれだね、三ノ宮まで出るよ。この辺はいろいろリサーチしたけど、やっぱ全然ダメだもん」
「あ、やっぱりそうなんですか。三ノ宮……先輩って、三ノ宮とか詳しいんですか?」
「詳しいってわけじゃないけど、まあさすがに、一通り押さえてはいるよ。何なら今度、テキトーな店に連れて行こうか?」
「え、ホントですか?それ、すっごくうれしいです。あたし三ノ宮とかって、ずっと前に友達にダーツバーに連れて行かれたとき以来ですよ」
「あ、ダーツバーとかって行くんだ?」
「あ、いえ、一回行ってみただけです。まだ、ダーツがとりあえず的に刺さるようになった、ってとこです」
「そうなんだ。実はオレも、けっこうダーツバー行くんだよね。よしじゃあ、土曜にさ、ホントに三ノ宮行こうぜ」
まあもちろん、こうすんなり誘ってもらえるとは限らない。僕なら誘うけどね。それでもとにかく、ガッコの先生の話とか仕事の残業の話とか、そんな話題から入るよりはよっぽど有利。
そんなわけで、話題は「食事」と「遊び」に誘導しよう。それだけで誘ってもらえるとは限らないけど、もし彼にその気があったときは、この誘導をしないと機会ロスになる。気をつけていきましょう。実際、このテの誘導を知らないオンナってたくさんいるしね。(たぶん、機会さえあればあなたのこと誘おうと思ってる人はたくさんいるよ)
えー、それでも誘ってもらえない場合は、もう少しこちらから切り込んでいくべきか。それにしたって、やはり「食事」なり「遊び」なりに話題が触れていることが前提になるね。
「先輩、今度わたしのこと、どっか遊びに連れて行ってくださいよ。わたしもう半年ぐらいデート無し生活なんで、人生これでいいのかよってちょっと不安感じてまっす」
例えば、こんな具合に。
(オレが考えると常にネタっぽいのはなぜなんだろう。まあいい、みんな自分で考えれ)
◇誘われたい、という意思表示
次に、このこと。誘われたいという、意思表示。
これについてはまず、次のやりとりを見てもらいたい。
「またオマエは、今週も別のオトコとお出かけかぁ。オレとはまったく付き合ってくれないのに」
「別のオトコって、友達のカレシだよ?途中からその友達も来るし。ってか、付き合ってくれないとかって言うけど、ちゃんと誘ってくれたことないじゃん」
はい、やりとり終了。これは実際に、僕がある女性から言われたセリフです。「ちゃんと誘ってくれたことないじゃん」。
その後、きっちりオゴらされるハメになりました。
まあそれはいいとして、誘われたいという意思表示、それはけっこう大事だということです。
あなたはこのテの意思表示を、ちゃんとしているだろうか。これについても、実際にはしていない人がけっこう多い。で、誘ってほしいという意思表示をする前に、自分から思い切って誘ってしまう人も、これまたけっこう多いのだ。
オンナが自分からオトコを誘うのは、あまり得策ではない。アリと言えばアリだけど、何かとやりにくいと言えばやりにくい。オンナの積極性は、できたらまずは「誘ってもらいたい」とメッセージを送る、そういう積極性でありたいものだ。
さてじゃあ、その「誘われたいという意思表示」、それをうまくやるにはどういうテクニックがあるか。
それを少し考えてみよう。
一番カンタンなのは、こんな感じかな。
飲み会か何かで、恋バナみたいな話をしているシチュエーションを想像してもらいたい。
「○○さんって、彼氏いるの?」
「いや、いないですよ。彼氏どころか、もう長いことデートもしてないですね」
「そうなんだ。出会いが無いの?」
「オトコ友達は、いるんですけどねぇ。なんか、そういうの誘ってくれる人がいないんですよ。なんなんでしょう、あたしって、とっつきづらそうとかって見えるんですかね?」
まあ、こういうのが一番カンタンだ。これに加えて、先の食事と遊びの話題があれば、向こうからきっと「じゃあ行こうよ」と言ってきてくれるはず。
(それでも言ってきてくれなければ、彼は超臆病か、あなたに興味が無いのかもしれない)
まあそのときはそのときのこととして、ひとまずスローガン化。
―――「誘ってくれないんですよ」、とりあえずそう言っておけ!
◇隙
隙。
誘ってもらおうと思うからには、隙を作っておかなくてはならない。
これについては、たとえば次のようなのはNGになる。
「もー最近超忙しくって。寝るヒマもないぐらいだよ。ウチ帰ってからも何か仕事とかしてるし」
「先週末、友達とサイパンに行ったのね。サイパンって泳ぐぐらいしかすることないけど、友達がスキューバダイビングやりたいって言うから、急遽中国旅行からサイパンに変更になったの」
こういう話をされると、オトコの側としては誘いにくい。そんなに忙しいって言ってるのに、のんきにデートになんか誘えないよなと思うし、普通のデートじゃ普通に楽しんでもらえないだろうなと思ってしまう。
特に、あたし最近忙しいのと、口癖のように言うのが好きな女性はけっこう多いから、そういう人は注意だ。忙しいところをなんとか、少しでいいから付き合ってくれと、なかなかそこまで熱烈に口説いてはもらえないものです。だから、誘う気のある人も誘わなくなって、機会ロスになるというわけです。
「忙しいけど、逆に週末はあまり予定を入れないようにしてるのね。のんびり図書館行ったり、友達とファミレスでだべったりとか、そういうふうに過ごすことが多いかな」
そういうふうに言って隙を見せておくほうが、誘ってもらえる可能性は断然高くなります。
はい、ではスローガン化しておきます。
―――週末はヒマ、ということにしておけ!
◇連絡アイテム
これは、とても具体的な話。カンタンなことだけど、けっこう大事なことなので一応言っておこう。
飲み会とかで、誰かと仲良くなったとする。で、メルアドを交換しようという話になったとする。
でも、たいていそういう飲み会ではその場は騒々しくて、
「じゃあ後で、メルアド教えてね」
ということになることが結構多い。
で、なんだかんだでその後は話すタイミングが無く、うやむやになってしまいがちだ。
そうなると、これは明白な機会ロスだ。うん、これはフツーに損である。
だから、連絡のためのアイテムを持とう。カンタンな話だ。社会人なら名刺を使えばいいし、学生さんでも、紙とペンをポケットに用意しておいたらいい。
(学生さんも名刺を持っておけばいいのにと僕は思うけどね。プリンタさえあればカンタンに作れるんだし)
「じゃあさ、メルアド聞いといてもいい?」
そのタイミングで、ポケットから紙(手帳)とペンを取り出す。
そしてそれをそのまま、相手に渡してしまう。
これなら、少々周りが騒がしくても大丈夫だ。
名刺を渡す場合でも、携帯のアドレスを、手書きでササッと書き込んでしまおう。これはまた、高感度アップの意味で有利でもある。
(ついでに、ビールが好きです☆とか書いておけばいいかもしれない。先の意思表示ということにもつながってくる)
―――着席前に、ポケットのペンを確認せよ!
***
■フツーのオンナなら、デートに誘ってもらえる
……というわけで、4つ箇条書きにしてみた。いかがだろうか。
もちろん、恋愛の機会ロスという話で言えば、それはあらゆるシーンで出現しうる現象ではある。といってもそれをすべて書き尽くそうとすると僕が過労死してしまうので、ここではタイトルどおり「デートに誘ってもらえないオンナ」という視点に限定してみた。
あなたは今のところどうだろう。デートはもういい、おなかいっぱいだ、というような状態だろうか。僕の知る限り、なかなかそういう人はいない。これは不思議に、どんなキレイなオンナでもそうだ。キレイなオンナだからといって、必ずしもたくさんデートの申し込みかあるとは限らない。逆にキレイすぎて、オトコからすると誘いにくい、それだけにとんとお誘いが無いという場合もあるようだ。
デートの誘いがないというのは、単純にさびしい。オンナである以上、少しはオトコに言い寄られたほうが気分がいいだろうと、僕は信じているのだけど。それを受けるにせよ断るにせよ、誘われること自体は普通うれしいもので、そういうアプローチを受けてこそ、オンナはオンナとして充実して生きていけるんじゃないかなと僕は思ってたりする。
(オトコの方は、いいオンナに言い寄ることを充実感としないとね。枯れたフリして達観ぶって、僕たちに得られるものは何も無い)
デートに誘ってもらえるオンナは、どういうオンナか。誘ってもらえないオンナは、なぜ誘ってもらえないのか。
今回はそのことについて考えてきたので、そのことについての結論。
フツーのオンナであれば、デートに誘ってもらえる。
誘ってもらえてない人は、自分でその機会をロスしているのです。
そういうことです。
じゃ、今回はこのへんで。
あなたのやっている機会ロス、もう一度考えてみてくださいね。
機会さえ与えてくれたら、僕はあなたをデートに誘います。
(そういや、オレの場合は、6人中何人がデートOKしてくれたんだろう。K君に負けてたらくやしいなぁ)
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