恋愛偏差値アップのコラム









テレビを見ながら、いい女になる方法





「○○したいタレント」というランキングが、テレビでよくある。「抱かれたいタレント」「結婚したいタレント」とかがそうだ。好感度のもてるタレント、なんてのもある。

でもなぜか、「こうなりたい、と思うタレント」というランキングは、あまり見ない。あればいいのに、と僕は思う。

あなたにとって、「こうなりたい、と思うタレント」の、ベスト10は誰だろうか。せめて、ベスト3ぐらいは、考えて書き出してみるほうがいい。そんなところで、誰かに遠慮することはない。松嶋奈々子でも米倉涼子でも上戸彩でもジュリア・ロバーツでも、とにかく好きに書いてしまえばいい。現在の自分とのギャップなんて、無視だ。

書き出したら、そのタレントと、現在の自分と、どこが違うのかも、ついでに書き出してみるといい。顔が違うとか性格が違うとか、そういうおおざっぱにではなく、自分の方が声の響きが薄いとか、座った時の手の置き方が違うとか、注意深く観察して、書くのだ。

書き出すことはいくらでも出てくるだろう。とはいえ、ノート一冊も書ききれないはずだ。

そこまでできたら、おめでとうだ。あなたの「こうなりたいタレント」とあなた自身の差は、決定的に遺伝的な要素以外は、そのノート一冊に満たない項目をクリアすることで埋められる。

項目の中には、埋め方がわからない項目もあるだろう。笑い方がかわいいとか、肩の力が抜けているとか、そういう項目だ。そういう項目をクリアするためには、観察力が必要だ。なぜ、笑い方がかわいいのか、どうして肩の力が抜けているのかを、よく観察しているうちに、わかってくるのだ。

上級者を、徹底的に観察し、会得する。レベルアップというのは、そういうものだ。たとえば、あなたはダーツゲームをしたことがあるだろうか。ダーツでも、世界選手権があり、素人とトッププレイヤーの差は、天と地の開きがある。素人とトッププレイヤーが一万回勝負すれば、素人は必ず一万連敗するだろう。でも、このゲームにおいて使うのは、利き腕の肘から先だけでしかない。パワーもいらない。2m数十センチ先のボードに、肘から先だけを使って、ダーツをまっすぐ投げるだけだ。しかしそこには、天と地の差が生まれる。トッププレイヤーは、タバコを半分に切ったぐらいのサイズの面積に三本のダーツをまとめるし、素人はへたすればボードに当たらなかったりする。だから、このゲームに上達する人は、上級者の肘・手首・指先の動きを、徹底的に監察する。その中で、たとえばグリップの位置を数ミリずらすことでダーツが安定することを発見する。そうして一つ一つレベルアップしていく。

レベルアップとは、そういうものだ。真剣に徹底的に観察し、会得することなのだ。

どうせテレビを見るなら、観察してやろう。「こうなりたい」と思える人を、徹底的に、観察してやろう。そうすることで、あなたは寝転びながらでも、いい女へのレベルアップができるのだ。






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