オトコをメロメロにする方法
私は女の子が好きである。女の子はあまり私の事が好きでないらしい。違う、そんなことを言いたいのではなかった。女の子だ。かわいい女の子というのは、本当に生きるエネルギーを与えてくれる。素晴らしい事だ。それに、女の子だって、もてることが、元気のもとになることは多いだろう。やっぱり女の子はかわいいのがいい。それで単純に、物事がうまくいく。
今回は、日本スケベ男連盟の代表として、よりかわいい女の子の育成のために、男をメロメロにする10の極秘奥義を、男の視点から伝授しようと思う。ベッドテクニックではないぞ。あくまで、コミュニケーションの話だ。
なお、これはセクハラだ、と本質を見抜いてしまった人はブラウザのバックボタンをクリックしてください。
ワザ1 挨拶!!
いつもより、大きく明るい声で、挨拶しよう。挨拶は、先攻が勝ち。相手より先に挨拶するべし。挨拶したら、いい天気だね、と一言感想をいれよう。
ワザ2 間合!!
いつもより、50センチ詰めよう。どちらか一方が手を伸ばすだけで、もう一方に触れられる距離。人間の正面というのはプレッシャーが強いので、ヨコ、または斜め後ろから。
ワザ3 目!!
いつもより、一拍長く目を合わせ続ける。3秒が目標。かるく首をかしげて、穏やかに。
ワザ4 笑顔!!
いつもより、ちょっと派手な笑顔で、ニッとしよう。バカになろう。
ワザ5 名前!!
いつもより、多く名前を使おう。「いつ行くんですか」じゃなくて、「杉村さん、いつ行くんですか」。
ワザ6 傾聴!!
いつもより、深くうなずこう。話をしっかり、本気で聴くのだ。
ワザ7 身体!!
いつもより、ちょっとなれなれしく、相手の体に触れよう。「杉村さん」といいながら、肩をつつくのだ。
ワザ8 賞賛!!
いつもより、素直にほめよう。わざとらしくなく。「杉村さん、すごいじゃないですか」
ワザ9 開示!!
いつもより、秘密やプライベートを話してしまおう。「杉村さん、コレ内緒ですよ?」
ワザ10依頼!!
いつもより、頼ろう。「杉村さん、ちょっと教えてくれます?」「杉村さん、私の分もお願いしていい?」
以上、伝授完了。この10の奥義を持ってすれば、いかな男もちょちょいのちょいであろう。各々精進するべし。なんで杉村という名前を使ったのかは自分でもわからない。勝手に出てきた。
まあ、実は、そうは言われてもうまくできないよ、てコトばかりなんですよね、これ。なにより勇気がいる。相手の心に踏み込む勇気、そして何より自分の心を開く勇気。こんなことできたら苦労しないよ、て思うね。それに、こういう風にやると、作為的でイヤだという人もいるだろうな。そういう人は、その行動の元にある心を想像してみてね。作為的に、ワザだけなぞったってバレるよ。本当にやろうと思ったら、心据えてやらなきゃできないはず。
全ての項目、偉そうに書いていても、重要なのは結局「いつもよりちょっと」ということだけ。その結果、ちょっとずつ仲良くなっていくだけのことです。仲良くなるつもりがなかったら、毎日同じ態度になる。そう、親しくなるというのは、どちらかが、ちょっと余分に親しみを込めるから、親しくなるのであって、えんえん同じコトを繰り返しても、親しさは増さないのです。慣れていくだけ。むしろ、段々とドキドキが失われるから、心は摩滅していく。
男をメロメロにするためには、勇気がいるのです。そしてまた、勇気を費やしてでも、あなたと親しくなりたい、という態度こそが、根っこまで相手をメロメロにするのです。だれかメロメロにしてくれ。
もちろんこの10奥義、男性でもおんなじです。お互いがんばりましょう。押忍。
[オトコをメロメロにする方法/了]