第十講 重さと理知 /Quali,恋愛レクチャー集
問1.理知の実際
あなたは交差点で赤信号に停車します。なぜ停車しますか。理知的に答えなさい。
×誤答例
・交通法規において、赤は「止まれ」だから。
○正答例
・自分が赤なら、交差側は青だから。
■解説
特に恋愛において、関わり方が「重い」といわれることがあります。この「重さ」は、人が理知的でないときに生じる現象です。重くならないためには、理知的に物事を捉えましょう。
交通法規においては、赤信号は「止まれ」です。これに違反すると罰則があります。けれどもこの捉え方は「重い」。この重苦しさに人は屈(かが)められる感触を受けます。この感触を「理屈」といいます。
「自分が赤なら、交差側は青だから」。これはまったくそのとおりで、かつ、重苦しさがありません。なぜ我々が赤信号で停車するかを、改めて明らかにします。
このような理知の仕事を、本レクチャーでは「証明」と呼びます。我々は赤信号で停車するべきだというのを理知が「証明」するのです。
問2.理知の実際2
砂糖は水よりお湯に早くよく溶けます。なぜですか、答えなさい。
×誤答例
・お湯のほうがパワーがあるから。
○正答例
・砂糖が水に溶ける反応は、熱を吸い取る反応だから。
■解説
学校の試験に解答してもマルがもらえる解答です。砂糖が水に溶ける反応は熱を吸い取ります。だから、まわりにたくさん熱がある状態=お湯のほうが、反応が進行しやすいのです。これが炭酸(二酸化炭素が水に溶ける)などでは逆になります。だから炭酸飲料を温めると炭酸が抜けてしまいます。
物事は理に支配されています。その支配、物事の仕組みそのものを、我々は理と呼んでいるのです。理知的とは、その理を「知る」という意味です。
理を「知った」としても、物事は解決しません。けれども、理を知った人は混乱から救われるので、理知的であることは人を励ますことができます。人はそれぞれ、自分はどうするべきかを常に考えています。そこに、なぜそうするべきなのかという明瞭な「証明」が与えられたとき、人はそこに励ましを得るのです。
問3.理知の実際3
A子さんが、「どうせわたしなんか」と取り乱しています。A子さんに理知的に声を掛けなさい。
×誤答例
・「そんなネガティブになってもしょうがないじゃない」
○正答例
・「取り乱すだけの理由があるということでしょう? その理由を聞かせて」
■解説
理知の仕事は刑事の仕事に似ています。刑事の仕事は、犯人や社会を責めることではないですし、何かを改善することでもありません。すでに事件は起きてしまった……その事件の犯罪性を「証明」し、誰が犯人であるかの「証拠」を挙げるだけです。刑事が殺人事件を否定してもしょうがないように、理知も目の前の事実を否定しません。
このとき、A子さんが「取り乱している」という事件が、事実としてあります。あなたは腕利きの刑事のように、きっとまず「聞き込み」をするでしょう。どうしてこうなったのか? と。事件の関係者が取り乱しているのは当たり前のことで、刑事はそんなことで混乱しません。
かといってもちろん、刑事は冷たいわけではないのです。誰よりも直接に、むごたらしい事件が人を傷つけることを憎んでいます。
問4.証拠の選定
「人は理知的であるべき」ということを、理知的に証明しなさい。
×誤答例
・「人間は知的な存在であって、その存在意義の実現には理知の実現も含まれるべき。また理知的でない人は感情に振り回されて周囲に迷惑を掛けるものだ」
○正答例
・「交通事故は誰も益さない」
■解説
理知は刑事のように、証拠をもって「証明」をします。そして刑事がそうであるように、証拠というのは、別に数多くは必要なく、間違いないもの、明瞭なものがひとつあればよいのです。そのほうが後の裁判がスムースに済みます。
人が理知的でなければ、交通事故は増えます。そして交通事故は誰に利益ももたらしません。であれば人は理知的であるべきです。これで十分、命題は「証明」されたので、これ以上のことは必要ありません。こうして決定的で明瞭な証拠を手早く挙げるのが、腕利きの刑事です。
こうして、証拠をもって証明するなら、「これだけで十分」ということ、むやみやたらに盛る必要がないことを、証拠の「十分性」と本レクチャーでは呼びます。覚えのある方は、中学校の数学で習った、十分条件・必要条件というのを思い出してください。交通事故は誰も益さないというのは、理知的であるべきことの十分条件です。
また、誤答例にある理屈っぽさ、その「重さ」を確認してください。仮に理屈が正しいとしても、それは機能するかというと機能しません。
問5.つじつまの追跡
ある男が毒殺され、うつぶせに倒れています。A夫人は取り乱し、「わたしが帰ってきたら、主人はすでに殺されていて、慌てて通報した」と言います。あなたは刑事としてつじつまを追跡しなさい。
×誤答例
・A夫人の取り乱し方はわざとらしい。
○正答例
・その時点で「殺された」とはわからないはず。
■解説
「あなた、ここからご主人をパッと見て、『殺された』って、なんでわかったんです? わたしにゃ、ただ亡くなられた、としかわからないんですが」
コロンボ警部なら穏やかにそう問い詰めたでしょう。
理知的とは「理」を「知る」ことです。理を追跡していくと、A夫人が帰宅したところで、主人が倒れているのを見て……というところで、そのつじつまがボヤけます。そのつじつまを明瞭に知りたがるのが理知のはたらきです。
理知の仕事は刑事の仕事に似ています。そして刑事の前提は、「誰かが嘘をついている」です。与えられる証言には必ず嘘が入っています……そうでなければ刑事は要らない。その嘘は理から逸脱しているので、理を追跡していくとつじつまの破綻が見つかってきます。理知はそのつじつまの破綻と、思いがけない「嘘」の証言を発見する仕事をします。
これを本レクチャーでは「虚構前提」といいます。もし虚構がまったくないのであれば、理知の出番は必要ありません。
▼復習ポイント
「赤信号は『止まれ』だから」という言い方にある虚構を見抜きましょう。正確には、交差側が青であり、かつのその赤青が交互に入れ替わることを知っているから、人は赤信号で停車するのです。砂漠の真ん中に永遠に赤でありつづける信号があったら、人は停車しません。
問6.つじつまの追跡2
A子さんは、B君のことが好きですが、B君からの好意が得られないので動揺しています。A子さんは「好きなんだからしょうがないじゃない!」とあなたへの態度を荒げますが、あなたはこれに理知的に反論しなさい。
×誤答例
・「それって要するに自己陶酔で一番うざい」
○正答例
・「B君と付き合うようになっても、その態度は変わらないってわけ?」
■解説
A子さんは、B君と愛し合えたなら、現在の様子を変えるはずです。だから「好きなんだからしょうがない」というのは、実はつじつまが合っていない。せめて正確に言うと、「好意が得られないんだからしょうがないじゃない!」となります。
ここで、「重さ」に注目してみましょう。「好きなんだからしょうがないじゃない」を「好意が得られないんだからしょうがないじゃない」に変えると、不思議に重さは減少します。それは後者の方が理知的だからです。
問7.つじつまの追跡3
A子さんは「自信が無いんです」と暗い顔をします。理知的にコメントしなさい。
×誤答例
・「自信を持つかどうかは、自分次第じゃない」
○正答例
・「何年前に無くしたの?」
■解説
理知は物事を解決するものではありません。「理」を「知る」だけですから、その背後の仕組み、構造、ストーリーを知るだけです。その背後の仕組みを見れば、誰だって、生まれてこのかた一秒も笑ったことが無い人はいません。自信が無いというならば、どこかで無くしたと捉えなくてはつじつまが合いません。
「自信が無いんです」が、「五年前に無くした自信を、未だ取り戻していないんです」と変化すれば、重さは減少します。理知的になったからです。
こうしてA子さんがその「理」を「知る」ことができれば、それはわかりやすい慰めよりはるかに確実に彼女自身を励まします。
問8.頭の弱さ
イヌの知能は人間にはるかに劣りますが、賢いイヌは理知的に見えます。なぜですか。答えなさい。
×誤答例
・イヌはイヌのレベルとして賢いから。
○正答例
・イヌは「頭が弱い」わけではないから。
■解説
「理知的」の反対は「頭が弱い」です。「重い」というのも、その頭の弱さが原因です。
賢いイヌは、拾い食いをしません。彼が知っている「理」は、「拾い食いをしたらご主人に怒られるから」ですが、これは十分彼が拾い食いをすべきで無い証拠になります。赤信号を飛び出したら交差側と事故を起こすように、拾い食いをしたらご主人に怒られる、と、「理」を「知って」いるので理知的です。
理知的であることは、頭が良い、ということではありません。人間の手が物を掴むのに「握力」というのがありますが、人間の知能にも、理を把握する握力のようなものがあります。この握力が弱いことを「頭が弱い」と表現します。
たとえば自動車の運転で言えば、アクセルを踏まないかぎり事故は起きません。「理」です。いくら後ろからクラクションを鳴らされても、事故になるかといえばなりません。ところが頭の弱い人は、この理を掴む握力が弱いので、慌てるとすぐに取りこぼしてしまい、アクセルを踏んで事故を起こします。
いくら脳の知力が高くても、脳の握力が頑健だとは限らないのです。
問9.頭の弱さ2
占いはアテにできないということの、証拠を挙げなさい。
×誤答例
・占いなんて所詮インチキ。科学的でない。
○正答例
・東日本大震災を誰一人予言しなかった。
■解説
占いは面白いものです。思考に凝り固まった精神に、思いがけないヒントを与えます。また周辺的無意識や共時性といった現象があり、人間の精神は科学的には解明しきれない部分が多くあります。
が、それをもって、占いがアテにできるかというと別です。「東日本大震災を誰一人予言しなかった」というだけで、証拠の十分性に到達しています。占い師だって、津波のサイレンが鳴れば走って逃げるでしょう。
もちろんこのことを、占い師も知っていますので、占い師はまずあなたを動揺させることから始めます。クラクションが交通事故を起こすように、まず動揺させて脳の握力を弱めるのです。このままではあなたは不幸になる、というような……
占いは面白いものですし、完全否定すると、それはそれで別の病気になってしまいます。けれどもアテにするものではない。アテにするのは、ただの頭の弱さです。占いにハマっている人の「重さ」をよく見てみてください。
あなたはある占い師と会うはずだったのが、予定が立て込み、キャンセルすることになりました。あなたは占い師に電話で連絡するでしょう。「ごめんなさい、急用で」と。あなたはなぜ連絡しますか。それは連絡しないと、占いなどでそのキャンセルは予知できないと知っているからです。
脳の握力を下げることに長けた、悪質な霊感商法には注意しましょう。
問10.頭の弱さ3
A子さんは、彼氏から連絡が来ないことに動揺しています。「忙しいのか、それともひょっとして、他の女の人と」と。理知的にコメントしなさい。
×誤答例
・「たぶん忙しいんでしょ」
○正答例
・「わたしもある友人にメールを返していないけど、その理由があなたにわかるの?」
■解説
伏せたカードは相手に見えないので、たとえばポーカーというゲームが成立します。霊感商法は、それを超能力で分かるという触れ込みです。
あなたがある友人にメールを返さなかった、その理由を、A子さんが透視できるわけがありません。ところがA子さんは、彼氏についてはそれを透視しようとしています。これはつじつまが合いません。つじつまが合わないのは理知的ではないので、このA子さんが「重く」なっている、ということに注目しましょう。
問11.構造化
あなたは「仕事を熱心にやるべき」と思っています。思っていますが、どうもしんどくて、実際がいまいち伴いません。「仕事を熱心にやるべき」について、証拠を挙げ、証明しなさい。
×誤答例
・仕事をちゃんとしない人はクズだし、仕事を熱心にやることが、結局自分のためになる。やらない理由が無い。
○正答例
・人は喜びを求める。そして、仕事の成果を与え合う喜びが実現されたら、個人的なしんどさを凌駕する。
■解説
誤答例は「理屈」です。その重苦しさが、当人をますますしんどくさせます。
赤信号で停車する例を思い出してください。赤信号だけを見つめていても、理知は得られませんでした。赤信号の秘密は、思いがけず、交差側の青信号にあったのです。つまり物事の仕組みの正体は、目の前の赤信号だけではなかったということですが、このことを本レクチャーでは「構造化」と言います。赤信号を理知的に把握するために、青信号側と交差しているという構造化しての把握が必要だったのです。
「仕事を熱心にやるべき」だけでは、仕組みの正体が見えてきません。仕事を熱心にやるのはしんどいという事実もあり、これを構造化して捉えないと理知は得られません。
この理知においては、仕事を熱心にやることのしんどさが肯定されています。この肯定が、人を励ますのです。
問12.構造化2
あなたは「恋愛はするべき」と思っています。思っていますが、いまいち機会もなく、ピンときません。「恋愛はするべき」について、証拠を挙げ、証明しなさい。
×誤答例
・若いのに恋愛しないとか負け組だし、ぜったい後悔する。とはいえ、機会がなかったら無理にしてもしょうがないけれど。
○正答例
・人は官能に重大な価値を覚える。そして、このピンとこない状況を打破できる人には、恋愛が与えられ、恋愛は官能を与える。
■解説
理知は物事を解決しません。あくまで理を知り、それが人を励ますというだけです。「このピンとこない状況を打破できる人には、恋愛が与えられる」として、その打破に自分が向かうかどうかはまた別です。別ですが……そういうことなら頑張ってみようか、という気にさせられます。
人はそれぞれ、物事へのやる気を元々持っているでしょう。ところが理知がなければ、仕組みがわからないので、そのやる気をどこに向ければいいか、途方に暮れるのです。理知の励ましは、ただ人の健全なやる気にターゲットを明瞭化するに過ぎないでしょう。
「恋愛はするべき」は、「ピンと来ない」ということも含めて構造化して、その正体を明らかにします。そしてこれに立ち上がる人が、何も重くないということに注目してください。あなた自身、両手を広げ、「人は官能に重大な価値を覚える」と宣言してみるのは、理知を確認する非常によい方法です。
問13.理知の応用
あなたは業務である取引先にクレームを入れにきました。ところが先方はノラリクラリでまともに対応しようとしません。先方は険悪な調子で「お引取りを」と言います。あなたはどう答えるべきですか。答えなさい。
×誤答例
・「じゃあもう裁判しかないですね」
○正答例
・「いえ、このクレームにゼロ回答というのは、御社にふさわしいとは思えません」
■解説
どこの企業も、自分たちは社会的に健全な存在であるとして看板を出しています。ですから、対応のノラリクラリは看板と「つじつま」が合いません。まして最近の企業は企業理念だけでなくコンプライアンスなども自らに課そうとしています。そこを突かれると、ノラリクラリをやった側が身動きを取れなくなり不利になります。上長が出てきたら、部下に「手違い」があって、そのような対応になったことを詫びるでしょう。
一方、ノラリクラリにカッとなって、こちらまで大人げない対応に出てしまうと、今度はこちらがそこを突かれて不利になってしまいます。
あくまで理知的に。理知的に見れば、彼らの「ノラリクラリ」が、職業的な演技に過ぎないのは初めからミエミエです。刑事はそんなウソの証言をいちいち真に受けません。
問14.まとめ
以下の空欄を埋め、選択肢は正しいものを選びなさい。
理知とは「理」を「( )」ということである。理知は人を物事について(1.解決させる 2.解決はさせない)。
理知の仕事は刑事の仕事によく似ており、人や物事を( )のは彼の仕事ではない。ただ( )を追跡し、( )を挙げて( )するだけである。刑事がその仕事に当たらなくてはならないのは、証言には必ず( )が含まれているからだ。これを( )前提という。理知はこの前提に基づいて追跡をする。
「理屈」とは、理そのものを指すものではなく、「理」が人を(1.堅苦しく 2.重苦しく)する、その感触を指すものである。理屈は長ったらしくなるのに比べて、理知は( )を追求するものなので、手短なほうが優れている。
人が赤信号で停車するのは、交差側が青信号だからだ。このように、目の前のものだけを睨みつけていても、理知は得られない。赤信号を理解するのに交差側の青信号を発見する、この理知の手続きを( )という。たとえば食べ物の好き嫌いはしないほうがよいというのは、(1.そうでないと不健康になる 2.嫌いなものをイヤイヤ食べることに得られるものがある)からだ。
理知的であることの反対は、慣用句的に、( )と表現する。それは脳の知力の問題(1.であり 2.ではなく)、脳の( )の問題である。
○解答
理知とは「理」を「(知る)」ということである。理知は人を物事について(解決はさせない)。
理知の仕事は刑事の仕事によく似ており、人や物事を(責める)のは彼の仕事ではない。ただ(つじつま)を追跡し、(証拠)を挙げて(証明)するだけである。刑事がその仕事に当たらなくてはならないのは、証言には必ず(嘘)が含まれているからだ。これを(虚構)前提という。理知はこの前提に基づいて追跡をする。
「理屈」とは、理そのものを指すものではなく、「理」が人を(重苦しく)する、その感触を指すものである。理屈は長ったらしくなるのに比べて、理知は(十分性)を追求するものなので、手短なほうが優れている。
人が赤信号で停車するのは、交差側が青信号だからだ。このように、目の前のものだけを睨みつけていても、理知は得られない。赤信号を理解するのに交差側の青信号を発見する、この理知の手続きを(構造化)という。たとえば食べ物の好き嫌いはしないほうがよいというのは、(嫌いなものをイヤイヤ食べることに得られるものがある)からだ。
理知的であることの反対は、慣用句的に、(頭が弱い)と表現する。それは脳の知力の問題(ではなく)、脳の(握力)の問題である。
あとがき.
「重い」ということが、「理知的でない」ということ、また、「理知的」というのがどういうことか、理解されましたか。
一昔前まで、いわゆる「重い」「好意が重い」というのが、男女関係のネックの代表でした。けれども今はこれがより直接的に、「頭が弱い」ということの問題になっています。今、人と付き合えない人の第一の理由は、頭が弱さだ、と言いえます。頭の弱さを解決するには、理知を手に入れることです。理知を求めて理屈に堕落しないように、本レクチャーの丸暗記は有益です。理知を手に入れた人は、物事を不毛に責めたりしません。
さてこのレクチャー集は、ひとまず本講義をもって全て終了となります。お疲れ様でした。最後に「おわりに」というページを設けますので、それも通読されれば、あなたが獲得する知識への意欲向上に役立つかと思います。
あなたはついにここまでやってきました。あなたはすでに、知識を獲得し、さらには「なぜ自分は知識を獲得するべきなのか」ということを、理知的に証明することまでできます。それによって、自分や他者を励ませるようにさえなりました。このことに掛ける労力があなたに無益でありえるでしょうか。知識を獲得するのは無意味だとか、まして「しんどい」とか……とんでもない話だと、今のあなたは笑って相手にしないでしょう。
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